オーラルケアの正しい方法とは?
オーラルケアでは、歯や歯ぐきだけでなく、
舌などのケアも行うため、口のなか全体を清潔に保つことができます。
その結果、虫歯や歯周病の予防ができるほか、
歯の着色汚れや口臭の発生を防ぐ効果が期待できます。
また、オーラルケアはウイルス感染予防にも役立つといわれています。
「オーラルケアでウイルス感染予防?」と意外に思う方もいるかもしれません。
実は口腔には優れた免疫機能があり、ウイルスや細菌などの病原体が侵入するのを防いでくれるのです。
しかし、害を及ぼす細菌が口内に多くいると、この免疫システムがうまく機能しなくなります。
つまり、歯が清潔に保たれていないと、感染リスクが高まってしまうのです。
オーラルケアは、歯の健康だけでなく体の健康を保つうえでも大切です。
毎日の習慣として、正しいケア方法を覚えていきましょう。
歯ブラシを使って丁寧に磨く
まず、歯ブラシを使って磨き残しのないように磨いていきます。
上の歯は右から左に向けて、下の歯は左から右に向かってという風に順序良く磨いていくと、磨き残しを防げるでしょう。
特に歯と歯ぐきの間などは歯垢がつきやすいので、歯ブラシを斜め45度にあてて、小刻みに動かしながら磨いていきます。
歯並びがでこぼこな部分は、歯ブラシがあたりやすいように縦に動かすのがおすすめです。
ただし、正しい歯磨きをしてもトラブルが起こっている場合は歯科医院で診てもらいましょう。
着色汚れは、クリーニングやオフィスホワイトニングをするときれいにすることができます。
タフトブラシで細かいところを磨く
歯と歯の間や普通の歯ブラシではしっかりと磨きにくい奥歯、
矯正器具の周りなどはタフトブラシを使って磨きましょう。
タフトブラシは鉛筆の持ち方で持ち、気になる部分にあてて小刻みに動かしつつ磨いていきます。
歯間ブラシ・デンタルフロスを使って歯間をきれいにする
普通のブラシでは届かない歯と歯の間などは、歯間ブラシやデンタルフロスを使って清掃しましょう。
歯間ブラシは、歯間にゆっくりと入れて前後に複数回動かします。
デンタルフロスは、歯にひっかけるようにして入れて上下に複数回動かし、歯の側面を清掃します。
磨いた後は口をすすぎましょう。
デンタルリンス・マウスウォッシュで口をすすぐ
液体歯磨きは口の中に含み、全体にいきわたらせた後に歯ブラシを入れて歯を磨いていきます。
洗口液も同様に口のなかに含んで全体にいきわたらせます。
15~30秒間ゆすいだ後に吐き出しましょう。(洗口液の場合、歯ブラシで磨く必要はありません。)